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ハンドメイドルアーの最終工程トップコート、エポキシの筆塗りをおすすめ

epoxy coat 作り方・製作工程

お世話になっております、みこりおです。

この記事にたどり着いたあなたは、ハンドメイドルアー製作における様々な工程を経て、ついに最終工程となるトップコートの作業に取り掛かろう、と意気込んでいるのでしょう。

もしくはこの最難関の工程が難航、または失敗してしまい、

こみおり
こみおり

一体どうしたら良いの…

と悩んでいるのではないでしょうか?

セルロースセメントであれば色流れや白濁、ウレタンであれば色流れか黄変もしくは強度不足あたりのトラブルでしょうか?

そんなあなたには2液性のエポキシコート、をおすすめします。

今回は、2液性エポキシコートについて、

必要な材料道具類

トップコーティングの方法

筆塗りのコツ

これらについてをお話しします。

トップコートの方法についてお悩みの方、もしくはエポキシコーティングについて知りたい方は参考にしてみてください。

私はセルロースセメント、1液性ウレタン、2液性エポキシと試みてきて、現在は今回ご紹介する2液性エポキシを使用した方法を採用しています。

それぞれにメリットやデメリットがありますし「この方法が1番良い」という訳ではなく、私が失敗し難く、扱いやすいので、好んで行っているという話です。

しかし私のような素人でも失敗が少なく、扱いやすいのであれば、この最難関であるトップコートの工程に悩んでいる方の一助になるやもしれません。

またハンドメイドルアーの作り方のアウトライン、一連の製作工程についてはコチラ⇓の記事をご参考に。

ハンドメイドルアーをエポキシでトップコート、必要な材料・道具類

エポキシでトップコート、材料

epoxy
  • 2液性エポキシ
  • 専用のうすめ液

うすめ液はエポキシの2液を混合後に添加し粘度を調整したりするものですが、筆を洗う際には必須のモノです。

同じメーカーの専用のモノを準備しましょう。

エポキシでトップコート、必要な道具類

  • プライヤー
  • 空き瓶or紙コップ
  • ゼムクリップ
  • ドライヤー
  • 3Dコーター的なモノ
  • パーツクリーナー

3Dコーター的なモノはなくてもコーティングは可能です。ですが均一にコートするためにはあった方が良いと思います。

また3Dコーター的なモノと述べているのは、私はロッドビルディングに使用するフィニッシングモーターに、自作のチャックを装着し使用している為です。

ハンドメイドルアー、エポキシでのトップコーティングの方法

私は現在「ナガシマ」というメーカーの物を採用しているので、それを使用することを前提にお話しさせていただきます。

エポキシトップコート、手順

①3Dコーター的なモノにルアーをセット

もしお持ちでないのであれば、エポキシを塗った後のルアーを釣るしておけるモノ、を準備しておきましょう。

例えばメタルラック、バスケット、段ボールなどにクリップなどを引っ掛けれるような細工をし、ゼムクリップなどで引っ掛けるのが良いかと思います。

そして表面の汚れ、または油分を拭き取ります。とくに素手で触れた場合などは皮脂が付着し、表面がエポキシをはじいてしまいうまく濡れない、という事が起きやすいのでパーツクリーナーなどを使用するのが良いですね。

②A液主材とB液硬化剤を1:1で静かに混合

比率が異なると硬化不良を起こす可能性があるので正確に軽量し、また誤差を少なくするためにもある程度以上の量で混合。パッケージの裏には最低10c.c.(5c.c.+5c.c.)と表記されています。

そして気泡をつくらないように静かに混ぜ合わせましょう。

ヘラのような物を準備しても良いのですが、私はゼムグリップを使用しています。これを使用するとなぜか気泡ができにくいのです。

乾燥時にルアーを吊るしておくのにも使用できますし何かと便利なので、100均などの大入りのモノを準備しておいて損はありません。

③気泡を飛ばす為にドライヤーで加熱、そして2分ほど待つ

mixing epoxy coat

画像のモノの量が少ないのは「メタルジグのコーティングにも試してみよう」とテスト的な事を行っている際に撮影を行ったからです。

実際に製作したルアーのコーティングに使用する場合、この倍以上の量を混合しなければなりません。

この2分を待つあいだに熟成、をするらしいのでおとなしく待ちましょう。

④筆塗りで塗布、3Dコーター的なモノを回転させながら硬化させる

塗る際は停止させて行いましょう。上面を塗ったら回転させて次の面という、カンジで全体に塗布。

その後、回転させながら硬化させます。

24時間で硬化するのでその前に再度塗布、これを3~4回程度行ってください。

1度に厚く塗ろう、とは考えず複数回塗ることを前提で、薄く均一に塗ることを心がけるほうがうまくいくと思います。

また筆塗りの際も気泡などが発生する可能性があるので慎重に、また気泡が発生してしまった場合にはドライヤーで軽く加熱すれば飛ばせますのでご安心を。

ドライヤーを使用しても気泡が飛ばせなかった場合は、硬化後に一度サンディングして次のコーティングを行えば大丈夫です。

そして最後のコーティング剤の筆塗りを終えたあと、3日以上の間をおいてください。これで完全硬化します。

⑤仕上げ作業・サンディング(ヤスリがけ)

polishing epoxy coat

完全硬化後にサンディング・ヤスリがけを行います。

私は少々の凸凹ぐらいであれば自分で使うルアーですし「まあ、いいか…」なんて思ってしまうのですが『仕上がりにもこだわりたい』というのであればやっておきましょう。

私の場合は800番→1000番→2000番、程度で研磨しており、場合によっては400番も使用。

さいごに細かいコンパウンドなどを使用すればさらにテカテカ、美しく仕上がります。

エポキシトップコートその他、注意点etc

梱包材の裏に使用方法など、が記載されているので読んでおきましょう。

また、メーカーHPにて記載されている注意とコツ⇓

塗料のご使用時の注意とコツ

☆エポキシハンドレッドコートは容量比1:1で正確に混合するのが基本ですが、A液主剤を少し多めに入れると(A液1.1:B液1)、計量ミスによる硬化不良を避けやすくなり、塗膜の硬度が上がります。

☆特に寒冷時のエポキシハンドレッドコートのご使用において、A液主剤は水分が入らないように熱いお湯の中に入れて(トンガリキャップの部分は浸けないでください)5分程温めると、粘度が下がり正確に計量しやすくなる上、結晶化による硬化不良も防ぐことができます。

☆エポキシハンドレッドコートのA液主剤が白く結晶していたり、白濁もしくはブツブツしている場合は、上記のように湯せんすれば元に戻ります。

☆エポキシハンドレッドコートのうすめにはエポキシハンドレッドコートうすめ液をご使用ください。

☆エポキシハンドレッドコートをうすめる場合は、両液の混合後に添加してしてください。

出典:株式会社ナガシマ

こちらもご参考に。

ハンドメイドルアーのエポキシトップコート、筆塗り、さいごに

今回はハンドメイドルアー製作における最終工程である【トップコート】に、2液性エポキシコートを用いた筆塗りの方法、についてをお伝えしました。

『トップコートが難しい…』と悩んでいたのでしたら試してみてください。

あなたのハンドメイドルアーライフの一助になれば、と願います。

▼使用している3Dコーター的なモノについては▼

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