ハンドメイドルアーの木材の加工、切り出し、研磨~内部構造の彫りこみ

wood carved lures 作り方・製作工程

お世話になっております、みこりおです。

こみおり
こみおり

ウッドプラグを自作するぞ!

この記事に訪れたあなたは、「こみおり氏」と同じようにハンドメイドルアーを作ろう、と意気込み、しかしながらウッドプラグの主たる素材である【木材の加工】この工程において何か悩んでいるのではないでしょうか?

こみおり
こみおり

正直何からすればよいか…

それも当然かと思います。普段から木工など行わない方などはもちろん、初めてのハンドメイドルアー製作ともなれば…私も初めて自作ルアーを作った際には色々と悩んだものです。

今回は、ハンドメイドウッドプラグ製作時における【木材の加工】の工程

切り出し、研磨~内部構造の彫りこみ、までの加工の手順

必要な道具工具

これらについてをお伝えします。

ハンドメイドルアー製作において、また木材の加工において、特に初心者の方にむけてお話しさせていただきますのでご参考に!

またハンドメイドルアーの作り方のアウトライン、一連の製作工程についてはコチラ⇓の記事をご参考に。

ハンドメイドルアー製作、木材の加工・この工程全般について

この記事では私が普段行っている、左右を貼り合わせる工法、を前提にお話しさせていただきます。

また使用している木材は桧(ヒノキ)、15mm×45mm×910mmのモノから切り出します。

そしてご注意いただきたいのが【木材の加工】この工程全般にいえる事なのですが、工具類(刃物)も使用しますし、木材の粉塵も発生します。保護メガネ、マスク、保護手袋など保護具が必須の作業です

保護具の着用は徹底してください。

ウッドプラグ・木材の切り出し

wood cutting

まずは製作したいルアーの長さに足る木材を2枚カットし、両面テープで貼り合わせます。

そしてあらかじめ設計・製図しておいた側面図を木材を貼り合わせたモノの側面側に書き写し、ジグソーで切り出し、次いで上面図を上面側に書き写し、再度ジグソーにて側面部を切り落とします。

この側面側を切り落とす作業については切り落とす体積が少ない場合、また高さがありジグソーが使いにくい場合、はこの次の工程で同時に行っても大丈夫ですし、その方が効率が良いかもしれません。

製作するルアーの大きさ、材料となる木材の大きさから決定してください。

木材にケガキを行う際に使用する「型」ですが設計図(スケッチ)自体を切り抜いて使用しても良いですし、図面を保管しておきたいのであればクリアファイルにトレースし、それを切り抜いて使うのが良いでしょう。

このトレースしたクリアファイルを使う方法であればこの後、内部構造の工程でも役に立ちますのでおすすめです。

この工程はノコギリでも行えますが、私はジグソーを使用しています。電動工具のなんと楽なことか…

ウッドプラグ・木材の成形

wood molding

木材を成形していく工程では小刀を使用しています。

バルサやファルカタ、桐などの柔らかい木材であればカッターでも可能ですが、今回、私の例として製作しているモノで使用している桧(ヒノキ)などはそれなりに硬く、小刀を使用するのが無難かと。

無理にカッターを使用し、作業中に刃が折れてしまうと危険ですのでご注意ください。

成形の作業は角を徐々に落としていくようなイメージで行うのが良いと思います。正面から見て、正方形⇒多面体⇒円と少しづつルアーの形に近づけていきましょう。

後工程にて既定の寸法をだしますので、この工程では目標の寸法よりやや大きい程度まで成形できればOK。

ウッドプラグ・外装の研磨

grinding of wood

まずはハンドサンダーで粗めに研磨、たまには手を止め、寸法を確認しながら行うのが良。この工程で既定の寸法まで削りこむ為です。

そしてある程度形が整ってきたら、仕上げとして電動サンダーで研磨します。

紙ヤスリなどを使用しても可能ですが、電動サンダーは早い上に楽!

こみおり
こみおり

粗削りはハンドサンダーなの?

それも電動サンダーだと楽じゃない??

もちろん粗削りにおいても目の粗い専用ペーパーを使用し、電動サンダーで行う事は可能です。

しかしこの工程はルアーの寸法だしも同時に行っているので、慎重を期してハンドサンダーを使用しています。

粗めのペーパーを装着した電動サンダーで思い切り作業をしていたら、いつの間にか既定の寸法未満に削り取っていた…なんて事にならない為、という理由。

電動サンダーを使用しても都度、確認しながら、慎重に測長しながら、作業するのであれば問題ありませんのでお好みで。

ウッドプラグ・内部構造の彫りこみ

carving

まず貼り合わせていた左右を剥がしましょう。なかなか剥がれない場合にはカッターの刃を入れるなどすれば良いかと。

そして内部構造をケガき、電動リューターで彫りこんでいきます。

内蔵する貫通ワイヤーを当てがってケガいても良いですが、上記工程でも登場したクリアファイルなどを使用するのが便利!

また私がよく使用するビットは丸形のハイスビット(ウエイトを収める穴を掘り込む用)と丸形で小さめのダイヤモンドビット(ステンレスワイヤーの溝用)あたりですかね。

加えて今回の製作例としてご紹介しているポッパーのカップ部は、三角錐状のハイスビットや長細いダイヤモンドビットなどを使用し加工、仕上げはサンドペーパーで行っています。

この工程も彫刻刀などでも可能ですが…上記の工程しかり、やはり電動工具さまさまです。

こみおり
こみおり

やっぱり電動工具が楽そうだね!

leutor

立体的なアイ(目玉)を使用する場合の溝や、その他装飾、例えば口元やエラ蓋などの細工も必要であればリューターで行う事ができます。

必要ないのであれば、貫通ワイヤーを収めれる溝を左右のパーツ双方に彫りこめれば【木材の加工】の工程は終了となり、貼り合わせ次の工程へと移ります。

木材を貼り合わせるのは必要となる接着剤、については▼コチラ▼の記事をご参考に!

ハンドメイドルアーの木材の加工、さいごに

今回は【木材の加工】この工程に焦点を当てお話しさせていただきました。

この工程での作業にて悩んでいた方、迷っていた方はご参考に!

あなたが理想のルアーに近づけるよう祈っております。

▼次の工程、アンダーコートについては▼

▼使用している工具については▼

木材の選定については▼

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