ハンドメイドルアーの作り方、青物用ダイビングペンシルを自作、一連の工程

self-made diving pencil 種類別の作り方

お世話になっております、みこりおです。

「ショアプラッキング」なんて言葉が一般的に聞かれるようになり、ダイビングペンシルがメジャーなルアー、として定着してきた気もします。

泡を纏いながらの大きくS字を描く派手なアクション、水面をざわつかせながらクイックに誘うアクション、様々な使用方法、あらゆる状況で使用できる万能性、青物狙いにダイビングペンシルというルアーはなくてはならないモノでしょう。

そんなダイペン…『自作してみよう!』と考えた事があるのではないでしょうか?

しかしながらルアー自作、ハンドメイドルアー製作の初心者の方であれば、

こみおり
こみおり

そもそもどうやって作るの?

必要な工具や材料は?

こんな疑問をお持ちではないでしょうか?

なので今回は、

青物用ダイビングペンシル、を製作しながら…

ハンドメイドルアーの作り方

その一連の工程手順

これらについてを記しました。

ハンドメイドルアー製作のアウトライン、必要な工程などが理解できるようになるかと思います。

実際に私も製作しながら、ご説明させていただきますのでご参考に。

自分の作ったルアーで思い通りのアクションが実現できた時、魚を釣り上げ手にした瞬間の感覚、是非とも味わってほしいと思います。

ハンドメイドルアーの作り方、青物用ダイビングペンシル製作のアウトライン

私はルアーの上からみて、左右を張り付ける工法を主に製作しており、今回もその方法となります。

まずは一連の工程について見ていきましましょう。

  1. 設計、製図
  2. 貫通ワイヤーの製作
  3. ボディーの成形(木材の加工)
  4. アンダーコート(木材の下地処理)
  5. サフ吹き(塗装のための下地処理)
  6. 塗装や装飾
  7. トップコート

おおまかに言えばこの7工程、これを順番に、詳しくご説明していきます。

また必要な工具や材料類は非常に多いので各工程、詳細にてご紹介させていただいておりますので併せてご覧ください。

①ハンドメイドルアー、ダイビングペンシルの設計・製図

今回、製作するルアーは、

  • 青物狙い
  • ダイビングペンシル
  • フローティング
  • 素材はウッド(私の場合は桧・ヒノキ)
  • 沖磯仕様⇒後方重心+丸みのあるフォルム

こんな設計となります。

そして市販品のルアー、ダイビングペンシルを参考に形状などをトレースし、製図した図面がコチラ⇓

diving pencil drawings

190mm、100~110gあたりを目指し設計しています。

内部構造は想像をふくらませながら、また私が今までに製作したルアーのデータから考え、ウエイトバランスを決定。

ベリーアイ付近に配置するウエイトの位置や重さ、バランスにて動きが結構変わってくるので悩みどころです、イロイロと試してみて理想の動きをする構造を見つけてください。

設計について詳しくは

木材の選定については

②ハンドメイドルアー、ダイビングペンシル用貫通ワイヤーの製作

続いて行うのが貫通ワイヤーの製作、青物狙いのダイビングペンシル、大物の可能性も考慮し当然、貫通ワイヤー式です。

また私の場合は沖磯での使用を前提としており、ヒラマサやブリ、カンパチの大型がターゲット、場合によってはマグロやGTなどが掛かる事にも備え、貫通ワイヤーに補強をする事も重要!

この方法についてもコチラ⇓で詳しくお伝えしています。

手順、必要な材料も含め詳細は

③ハンドメイドルアー、ダイビングペンシルのボディーを成形(木材の加工)

この工程は楽しい反面、重労働でもあります、木材の切断、加工、研磨などを行わなければなりませんから。

また貫通ワイヤー、ウエイトを仕込むための内部の彫りこみも同様です。

ノコギリやハンドサンダー、ノミ、そして彫刻刀やサンドペーパー、などを使用し行うと力仕事は多くなりますし、疲れます。また時間もかかってしまうものネック。

私の場合は電動工具、ブラックアンドデッカーマルチツールエボルーターを使用しているので意外と簡単です。

手順、工具の詳細は

④ハンドメイドルアー、ダイビングペンシルのアンダーコート(木材の下地処理)

素材がウッド・木材ですので必須の工程です。防水、そして強度をもたすための下地処理を行いましょう。

ハンドメイドルアーのトップコート剤としてもお馴染み、セルロースセメントへのドブ漬けを行わなければなりません。

手順、材料の詳細は

⑤ハンドメイドルアー、塗装前のサフ吹き(サーフェイサーで下地処理)

素地の傷を埋め、良い塗装を行うための下地作りの工程、これが「サフ吹き」という作業です。

手順が増えてしまい、時間がかかってしまいますが、より良いハンドメイドルアー製作を追求するのであれば、この工程は必須。塗装の仕上がりに差がでます!

『自分で使うルアーだから、ほどほどで充分かな?』という方はこの工程は省略してもかまいません。

手順の詳細は

⑥ハンドメイドルアー、ダイビングペンシルの塗装と装飾

ハンドメイドルアー、自作ルアーの仕上がり、見た目的な意味での重要工程となります。

やはり外観の良いルアー、魅力的な塗装のルアーは使いたくなるものですよね。

私は缶スプレーしか使用しておりませんが、意外と良いカンジにできるものです。

手順の詳細は

⑦ハンドメイドルアー、ダイビングペンシルのトップコート

そして迎える最終工程、加えて最後にして最難関の工程となることでしょう。

やっと辿り着いた最終工程、ここでトラブルを起こせば、今まで積み重ねてきたすべての作業が水の沫…

しかし私が最近よく行う、定石となっている手法、2液性エポキシコートであればトラブルなど皆無。作業的にも楽ですし、おすすめの方法でもあります。

手順や道具の詳細は

ハンドメイドルアーの作り方、完成した青物用ダイビングペンシル

finished diving pencil

190mm、113g(フックなし)のダイビングペンシルが完成。

画像だとわかりにくいですがクリアブルーとクリアイエローのグラデーション的なカラーリングがなかなか良いカンジ(自画自賛ですが)。

実釣テストは行えていませんが、またいずれご報告させていただきます。

ハンドメイドルアーの作り方、青物用ダイビングペンシル自作、さいごに

ハンドメイドルアーの作り方、その一連の工程を青物狙いのダイビングペンシルを自作しながら、お伝えさせていただきました。

自身で作ったハンドメイドルアーが思った通りの動きをする、さらにはそのルアーで魚を釣り上げる事は至福の瞬間です。

私はいつも初めて自作ルアーで釣った魚の事を思い出しながら、製作しています。

あの感動を、釣り、そしてハンドメイドルアーの魅力を、知って欲しいと願っています。

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