チャートカラーのルアーを考察、青物、シーバス、根魚も…なぜ釣れる?

lined chart lure 種類別の作り方
こみおり
こみおり

チャートカラーのルアーってどうなの??

どんな効果があるの?ホントに釣れるの?

チャートカラーのルアーについて、をお考えでしょうか?お世話になっております、みこりおです。

別段、青物やシーバス、根魚に関わらずヒラメやマゴチ、ブラックバス用のルアーにおいても採用されているカラーのラインナップです。

ですが『マッチ・ザ・ベイトが…』『ナチュラルカラーで…』なんて話を耳にしてしまうと、不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。

釣り業界、もしくはアングラーにとって『不自然な色、奇抜な色、特殊な色』と考えられている事が多いチャートカラー…ですが本当にそうなのでしょうか?

この記事では、チャートカラーのルアーについて

このカラーの特長や特性

どんな効果があるのか?

どんな状況に良いのか?

なぜ魚が食いつくのか?

これらを考察

上記についてを述べさせていただきます。

ハンドメイドルアーを自作する際、市販品のルアーを購入する際に『どのカラーが良いのだろう…』なんて思っていたのであれば参考にしてみてください。

チャートカラーのルアーを選択、使用する事であなたの釣りがもっと楽しく、そしてもっと良い釣果をもたらしてくれるものになるかもしれません。

チャートカラーとは?

ルアーフィッシングを嗜む方であれば聞きなじみがある事でしょう。チャートカラーとは明るめの黄色、黄緑色を主としたカラーの事です。

実は『ピンクチャート』『オレンジチャート』なんてカラーも販売されていたり、『マットチャート』という種類も存在しています。

基本的には蛍光色やパステルカラーに近い黄色系のカラー、という認識で良いと思います。

チャートカラーの特徴や特性

特徴は何と言ってもド派手なカラーでしょう。その為か『奇抜なカラーなので水中で目立つ色』と認識している方が多い気がします。

そして『濁りに強いカラーである』もしくは『夜間・ナイトゲームに有効なカラーだ』なんて評される事が多いのではないでしょうか?

ですが海・ソルトウォーターで、特に日本の南西部などで、釣りをしている私の認識は少し異なります。

yellowtail on the shore

なぜなら青物の側線やヒレは鮮やかな黄色をしていますし、アジやオヤビッチャ、アオハタなど部分的に黄色がかっている魚をあげればキリがありません。

さらにはアカハタ、イサキなども個体によってはかなり黄色っぽいモノもいるのです。シロギスなんかも光の当たり方によっては黄色っぽく見える、そんな風に感じた事はないでしょうか?

それ以外にもまさに「黄色」という色味の魚は数多く存在しているのです。

これは海水魚に限った話ではなく、淡水魚でも同じ事が言えると思います。

yellow fish

加えて『魚は水中で発光している』という話をご存知でしょうか?個体により異なる色で発光し、黄色、オレンジ色、緑色などに発光しているらしいのです。

根魚がチャートカラーや派手なカラーのルアーやワームに反応しやすい理由、はまさにコレなのかもしれません。

以上の事を考えると「黄色は魚にとっては見慣れた、良くあるカラーである」と考えられるのではないでしょうか。

また光の届かない水中では、ほとんどのカラーは認識できなくなるのです。自動車メーカーであるHondaが⇓コチラ⇓の様な実験をしていますので参考にしてみてください。

深度が深くなると黄色が白色っぽく見える様になる、のが確認できるかと思います。

コレらの特性を鑑みると、チャートカラーが有効な理由がわかってくる様な気がしますよね?

チャートカラーのルアーが有効な理由

上述した特徴や特性から、チャートカラーはクリアウォーターや深度が浅い場合、晴れた日の日中・デイゲームにおいては「魚に違和感を感じさせない、この上ないナチュラルカラーである」と言えるのではないでしょうか。

対し水が濁っているケースや深度が深い場合、雨や曇りの日、夜間・ナイトゲームにおいては「白くぼやけたシルエットを見せる目立つカラーである」とも考えられます。

状況によって相反する性質を有するわけですが、こう考えるとチャートカラーがそれぞれのケースにて有効な理由、この点について説明がついているのかもしれません。

あくまでも私の考え方ではありますが、チャートカラーをこういう認識にて使ってみるのも悪くないと思います。

チャートカラーが使えるシュチュエーション

chart color lure and seabass

ここまでに記してきたチャートカラーの特徴や特性、有効な理由などを考えれば、様々なシュチュエーションにて使えるカラーである事は言うまでもありません。

日中・デイゲームでのチャートカラー

デイゲームの場合、海水がクリアorマッディー、晴れor雨、もしくは太陽光の届く表層or届かないボトム、という状況や釣り方にて考えるのが良いでしょう。

晴れた日に海水がクリアで表層や中層を攻めるのであれば、チャートカラーは「この上ないナチュラルカラー」となる訳です。他のカラーに反応がないケースに使用するのが良いと思います。

反対に雨や曇りの日、海水が濁っている状況、もしくはボトムを攻めるのであれば「白っぽく目立つカラー」としてチャートカラーを選択してみてはいかがでしょう?

このケースに関しては、まず最初に使用するルアーカラーとしてチャートを選択する、というのもアリですね。パイロットルアー的な使い方ができると思います。

夜・ナイトゲームでのチャートカラー

ナイトゲーム、朝マズメor夕マズメも同じように考えて良いでしょう。

こういう時間帯はマッディーウォーターの状況、雨や曇天、ボトムを攻める場合、と同じく「海中で目立つカラー」として優先的に使ってみるのがおもしろいと思います。

こみおり
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だったら白・ホワイトカラーのルアーで良くない?

こうお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。それはその通りだと思います。

ですがデイゲームでのクリアウォーター、表層などを攻めるケースにおいて「ナチュラルカラーとして使用できる」という相反する側面を白色・ホワイトカラーのルアーは持ち合わせていません。

なのでチャートカラーはホワイトカラーよりも幅のあるカラーである、と考えて使ってみるのが良いのではないでしょうか?

白色・ホワイトカラーのルアーに関しては▼コチラの記事▼もご参考に!

チャートカラーのルアーはなぜ釣れる?さいごに

この記事では、チャートカラーのルアーについてを考察、私なりの考え、をお伝えさせていただきました。

これは四国の南西部の地磯、沖磯をホームグラウンドとする私ならでは考え方なのかもしれません。

ですがチャートカラーのルアーに興味があったのであれば、是非とも一度、使ってみてください。思いもよらぬ釣果に巡り合えるかもしれませんよ。

もしくは『チャートカラーのルアーを自作してみたい』こうお考えでしたら、ハンドメイドルアーの作り方、製作工程 | 木彫りのみこりお (mikorio.website)などをご参考に!

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