ハンドメイドルアーの塗装というのは、非常~に楽しく…しかしながら難しい…そんな工程ではないでしょうか?
「どんなカラーにしようか…」と悩むのも楽しいですし、思いどおりの塗装ができた際には、この上ない達成感を味わえます。
しかし同時に難しい、そして奥が深い、工程でもあると言えるでしょう。
特に自作ルアー製作を『これから挑戦したい』という方であれば、
そもそもルアーの塗装ってどうやってやるの?
どんな道具が必要?
とお考えかもしれません。または、はじめたばかりの方であれば、
また失敗した…
全然うまく塗装できない…
なかなか思い通りの塗装ができず、悩んでいるのではないでしょうか?
私も何度も失敗しましたし、思い悩んだ工程です。
という事でこの記事では、ハンドメイドルアーの塗装について、
塗装の前工程・下準備 ~ 塗装工程 ~ 塗装後の工程・トップコートまで、の1連の工程
塗装の注意点
さまざまな方法やコツ
必要な材料、道具や工具
これらについてを詳しくご紹介します。
ハンドメイドルアーの塗装、製作が楽しくなり『さらなるクオリティーを、オリジナリティーを!』ともっと挑戦してみる足掛かりになれば、と思います。
またハンドメイドルアーの作り方のアウトライン、一連の製作工程についてはコチラ⇓の記事をご参考に。
ハンドメイドルアー製作の一連の工程と塗装工程について
基本的に私はハンドメイドルアーの製作、を以下の7つの工程、に分けて考えています。
- 設計、製図
- 貫通ワイヤーの製作
- ボディーの成形(木材の加工)
- アンダーコート(木材の下地処理)
- サフ吹き(塗装のための下地処理)
- 塗装や装飾
- トップコート
厳密に言えば【6.5.塗装の色止め】という工程も経ています。
一般的に『塗装』と言われるのはこれらの5~7の工程、を指しているのではないでしょうか?
なので今回はこれらの工程について、をまとめてお話しさせていただきます。
そして塗装の工程全般においての注意点として、作業する際には有機溶剤の蒸気や塗装粉塵、液体粒子が発生しますので相応の保護具が必要です!
また塗装ブースを使用するなど、換気も十分におこなってください。
ルアーの塗装・コーティングに必須の保護具、防毒マスクや保護メガネについて、という記事をご参考に!
1.ハンドメイドルアー塗装前の下地処理、サフ吹き
「サフ吹き」という言葉自体、塗装を行った事がない方などは聞きなじみがないかもしれません。
サーフェイサーというパテを含んだ塗料の1種を使用し、素地の傷を埋め、凸凹をならす、表面を滑らかにする、という作業を指します。
より良い塗装を実現するための下地作り、がこの工程。
手順や必要な材料が増え『メンドクサイ…』と思ってしまうかもしれませんが、さらなるクオリティーを目指すのであれば、大切な工程なのです。
もっと詳しく知りたい方は、ハンドメイドルアー塗装前の下地作り、サーフェイサーでサフ吹き、という記事を参考にしてみてください。
2.ハンドメイドルアーの塗装や装飾
この作業がまさに「塗装」といえるモノ、ルアーに色付けを行う工程になります。
ハンドメイドルアーの塗装、と聞いて「エアブラシ」を想像する方、は多いのではないでしょうか?
使用すれば様々な魅力的な塗装が行える、事は誰もが想像できる事です。
しかしながらエアブラシの導入、に二の足を踏んでしまう方もいらっしゃるでしょう。またはルアーの塗装は敷居が高い、と思う事に繋がっている気もします。
実はこの塗装作業は缶スプレーだけ、で行う事も可能です、特に初心者の方にはおすすめ。
ルアーの塗装は難しい?缶スプレーでも簡単・綺麗に仕上げる3つの方法、の記事などを参考にしてみてください。
使用する塗料に関しては▼コチラの記事▼などにも記しています。
また塗装の手法として、ルアーのウロコ模様を塗装で描く、簡単な100均グッズを使う方法、なんかも知っておいて損はありません。
そして塗装に+α、の装飾を施すアイテムとしてハンドメイドルアー製作に使える便利な100均グッズ、も試してみると良いと思います。
またはハンドメイドルアー用アワビシートって高くない?お安い代替品がありますよ、という記事にてご紹介しているホログラムシールを使用するのも良いでしょう。
3.ハンドメイドルアー、塗装の色止め
「塗装の色流れ」という言葉、聞いた事があるのではないでしょうか?
この後の工程である、トップコーティングの作業にて起こるハンドメイドルアー製作における鬼門、かなり悩む点だと思います。
色流れのトラブルが理由で『ハンドメイドルアーの塗装が難しい…』と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この「色流れ」には原因があり、対策をとる事が可能です。
ルアー塗装の色止め5つの方法、色流れにさよならを、もう悩まずトップコート、という記事にて詳しくご紹介していますのでご確認ください。
4.ハンドメイドルアーのトップコート
ハンドメイドルアー製作における最終工程、トップコート剤を用いたトップコーティングの作業です。
私は塗装工程とは別の工程、と考えていますが、一般的にはトップコート剤も塗料の1種なので、この作業についても触れておきます。
上述した色流れ対策・色止めをキチンと行っていても、それ以外のトラブルも起こる、難しい工程です、例えば黄変や白濁など。
またトップコート剤にはさまざまな種類があります。
ルアーのコーティング、セルロ・ウレタン・エポキシ、3種類の特徴とメリットやデメリット、などを把握し、自分にあったトップコートの材料、方法を模索するのが良いでしょう。
私は個人的には、ハンドメイドルアーの最終工程トップコートにエポキシの筆塗りをおすすめします、好みの問題かもしれませんが。
ハンドメイドルアーの塗装に使用する材料、道具や工具
他にも使用できるモノ、あると便利なアイテムなんかもありますが、代表的なモノをご紹介します。
道具・工具類はさらに数が多く、細かいモノまで言い出すとキリがないので一部、割愛させていただきます。
当記事内の参考記事・詳細記事などにて詳しくご紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。
ハンドメイドルアー塗装の方法、さいごに
今回はハンドメイドルアー製作における塗装、この工程に焦点を当てお話しさせていただきました。
迷っていた方、悩んでいた方もチャレンジしてみてください。
素晴らしい塗装の自作ルアーが完成した喜び、を是非とも味わっていただきたいと思います。
そんなルアーで魚を釣り上げた際は…ホントに最高です!
そんな思いを味わってほしいと願っています。
▼次の工程、トップコートについては▼
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